北島、飛び込んで「ピチッ」肉離れしていた

[ 2011年4月13日 06:00 ]

11日の男子200メートル平泳ぎ決勝で、肉離れを起こしていたことを明らかにした北島康介

 競泳男子平泳ぎの北島康介(28=日本コカ・コーラ)は12日、都内で行われた世界選手権(7月、上海)代表発表会見に出席し、2位だった前日の代表選考会200メートル決勝で左足付け根を痛めたことを明かした。

 診察の結果「左長内転筋肉離れ」で全治2~3週間。大事には至らず、13日からのグアム合宿参加は見送るが治療しながら練習を継続。5月のジャパン・オープン(20~22日、大阪・なみはやドーム)にも出場する予定だ。

 今回の故障は好調さの裏返しでもある。「レース前から調子が良くて足のかかりが良かった」。飛び込んで最初のキックで「ピチッという感じだった」という。日本水連の金岡恒治ドクターは「水を蹴った反作用で肉離れをするなんて聞いたことない。それだけうまく水をとらえていたのでしょう」と驚いた様子。07年にも同箇所を痛めた北島は「今は痛いけれど初めてのケガじゃない。世界選手権は100メートルと200メートルの代表権を取ったので、しっかり準備して、勝負したい」と前向きだった。

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2011年4月13日のニュース