失格続出でルール解釈変更 映像で違反確認の場合はペナルティーも

[ 2011年4月8日 14:29 ]

 ゴルフのルールを定めるR&Aと米国ゴルフ協会(USGA)は7日、映像技術の高性能化に対応するため、ルール解釈を変更すると発表した。映像で違反を確認した場合、失格にせずペナルティーとするケースが出てくる。

 両団体は例として、ショットでクラブにボールが2度当たってしまう「2度打ち」を挙げた。競技者、同伴競技者ともに2度打ちに気付かずにスコアカードを提出。テレビのスロー再生で違反が分かった場合、これまでは1打の罰を加えてスコアカードを提出していなければ過少申告として失格となった。今後は、気付かなくても仕方ないと認められた場合、ペナルティーを加えられるものの失格とはしない。

 テレビ視聴者からの指摘で失格となる選手が相次いだことに対応した。R&Aのドーソン最高責任者は「ルールを状況に応じて変えることでゴルフの公平さを保てる」と趣旨を語った。(共同)

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2011年4月8日のニュース