石川ら10代3人躍進!卓球一家で切磋琢磨

[ 2011年1月22日 18:11 ]

 22日、東京体育館で行われた卓球の全日本選手権で10代選手が躍動した。17歳の石川佳純選手(ミキハウスJSC)が女子シングルスで、19歳の松平健太選手(早大)と16歳の丹羽孝希選手(青森山田高)が男子ダブルスで日本一に輝いた。

 小学6年生で初出場して“愛ちゃん2世”と呼ばれた石川選手はその福原愛選手(ANA)に準決勝で勝ち、22大会ぶりの高校生日本一に突き進んだ。「優勝できると思っていなかった。まだ実感がない」と話し、支えてくれた家族への感謝の気持ちを聞かれた途端に涙をあふれさせた。

 松平選手と丹羽選手は決勝で4連覇中の水谷隼選手(明大)岸川聖也選手(スヴェンソン)組を破った。昨年の広州アジア大会で銅メダルを獲得したことで「優勝の自信はありました」と丹羽選手は胸を張り、松平選手は「世界一を目指します」と宣言した。

 3人は親の影響で小さいころから始め、“卓球一家”の兄弟や姉妹で切磋琢磨した。石川選手は妹、松平選手は兄と妹、丹羽選手は姉も出場した。石川選手は「妹が頑張っているので自分も負けられない」と家族の姿も励みになったようだ。

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2011年1月22日のニュース