白鵬1敗堅持、琴欧3敗に 2敗は平幕の隠岐の海だけ

[ 2011年1月20日 19:16 ]

日馬富士(右)を攻め、1敗を守った白鵬

 大相撲初場所12日目は20日、両国国技館で行われ、6連覇を狙う横綱白鵬は相手の大関日馬富士がバランスを崩して膝をつき、連敗を免れ1敗を守った。かど番の日馬富士は7勝5敗。大関琴欧洲は小結鶴竜に下手投げで敗れて3敗となり、優勝争いから大きく後退した。大関同士の一番で魁皇が把瑠都を力強く寄り切り、通算100度目の勝ち越しを決めた。把瑠都は3連敗で8勝4敗。前日は白鵬を破った関脇稀勢の里も勝ち越した。2敗の平幕2人のうち栃乃洋が敗れ、10勝目を挙げた隠岐の海がただ1人1差で白鵬を追う展開。3敗は琴欧洲、関脇琴奨菊、栃乃洋の3人。

 前日の影響は感じさせなかった。白鵬は激しい突き、押しで日馬富士のつき膝を誘い「きのうは気迫があふれすぎた。空回りしたのかな。多少抑えていきましたよ」と平常心を強調した。

 昨夜は敗れた一番をビデオでチェック。先場所は稀勢の里に敗れてから白星を重ねており「引き締めていった。九州場所も稀勢の里に負けてから優勝した。今場所もそうなるのかなと思った」と前向きにとらえた。

 それでも悔しさは残っている様子。「来場所は(稀勢の里が所属する)鳴戸部屋に寝泊まりするかな。その方が彼のためにも、自分のためにもなる」と早くも再戦を熱望していた。

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2011年1月20日のニュース