藍 世界ランクは1位守るも賞金ランクは後退

[ 2010年9月14日 06:00 ]

 【P&Gアーカンソー選手権】最終日に4アンダーをマークした宮里は「きょうが一番納得のいくゴルフができた」と自身に合格点を与えた。

 初日に44位と出遅れたが「オーバーパーも一度も出さず尻上がりに伸ばせたのは、その日に合わせたゲームの組み立てができているから」と分析した。世界ランクは1位を守ったが、年間最優秀選手ランクは2位、賞金ランクは3位に後退。日本女子オープン後の米ツアーでは残り7戦のうち6戦に出場する。タイトル争いはますます白熱しそうだが「私は私のペースでゴルフをしていくだけ」とマイペースを強調した。

 ≪ヤニ・ツェン圧巻の逆転V≫圧巻の逆転劇だった。3打差の2位から出たヤニ・ツェンが、持ち前の飛距離を武器に12番までに4バーディー(1ボギー)を量産。首位のウィー(米国)に1打差に迫ると、14、15番の連続バーディーで抜き去り、そのまま逃げ切った。メジャーでの2勝に次ぐ今季3勝目で、宮里を抜き年間最優秀選手レースで1位、賞金ランクも2位に浮上。「世界ランク1位になることが夢。これでジャンプアップできればいいのに」とストップ・ザ・藍に名乗りを上げた。

 ◆美香40位 女子ゴルフの13日付最新世界ランキングが発表され、宮里藍は前週に続き1位だった。宮里美香が50位から40位に上がり、国内メジャーの日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯を制した藤田幸希は88位から62位に急浮上。16位の横峯さくらや19位の有村智恵は前週と同じだった。

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2010年9月14日のニュース