美香に負けじ!ルーキー森田が7位スタート

[ 2009年5月30日 06:00 ]

2アンダー、7位タイの森田理香子。7番H、ティーショットを放つ

 女子ゴルフツアーの廣済堂レディース第1日は29日、千葉県市原市の千葉廣済堂カントリー倶楽部(6365ヤード パー72)で行われ、昨年プロテストに合格したルーキーの森田理香子(19=フリー)が2アンダーの7位につけた。今季は6戦連続予選落ちなど苦しんでいたが、米ツアーで活躍する宮里美香に刺激を受けて4バーディー、2ボギーの70。同い年の親友に負けじと好スタートを切った。有村智恵(21=日本ヒューレット・パッカード)が5アンダーで首位に立ち、横峯さくら(23=エプソン)は1打差の2位につけている。

 森田に笑顔と自信が少しずつ戻ってきた。「リズムよく自分のプレーができてる。ドライバーが曲がっても木に当たって戻ってきたり、運もよかった」と期待のルーキーは満足げに振り返った。
 今季は慣れないツアー転戦で調子を崩し、ここまで7回の予選落ち。アマチュアで出ていたころよりも成績は低迷していた。しかし、2週前の試合で予選落ちした後に地元京都に戻り、慣れ親しんだ練習場で徹底的に調整。「右脇が空いてトップでシャフトがクロスしてた」というスイングを修正し、約20ヤード低下していたという平均260ヤード超の自慢の飛距離も回復した。先週15位に入って復調の手応えをつかみ、今週はプロとなってから最高の7位発進となった。
 先週の米女子ツアーで4位になった宮里美香とは大の仲良しで、毎日のようにメールで連絡を取り合う。不調の間も励ましてくれた親友とは「お互いミズノ・クラシックに出て一緒に戦おうね」と誓い合っている。11月に日米両ツアー共催で行われるミズノ・クラシックは、両ツアーの賞金ランク上位だけが出場できる。「美香に負けてられない」と話す森田に、今ごろは宮里美からの激励メールが届いているかもしれない。

 ◆森田 理香子(もりた・りかこ)1990年(平2)1月8日、京都府京都市生まれの19歳。8歳からゴルフを始め、京都学園高時代は06年世界女子アマ2位や07年国体優勝など。ナショナルチームメンバーとしても活躍。昨年プロテストに合格し、QT35位で今季の出場権を獲得した。ツアーでの最高成績は7位。1メートル64、57キロ。

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2009年5月30日のニュース