元関脇玉春日が引退相撲「礼儀正しい力士育てる」

[ 2009年5月30日 19:31 ]

 昨年9月の大相撲秋場所を最後に引退した元関脇玉春日(37)=本名松本良二、愛媛県出身、片男波部屋=の引退、年寄「楯山」襲名披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。

 現役時代は誠実な土俵態度と粘り強い押し相撲で知られた楯山親方。断髪式では約300人がはさみを入れた。師匠の片男波親方(元関脇玉ノ富士)に大銀杏を切り落とされると大粒の涙を流し「できることをやり尽くし、悔いのない現役生活でした」と話した。現在は部屋付きの親方として指導しており「礼儀正しく、社会への対応力のある力士を育てたい」と抱負を述べた。
 楯山親方は中大相撲部から1994年初場所に幕下付け出しで初土俵。97年名古屋場所で新関脇となった。三賞5度、金星7個を獲得。幕内には67場所在位した。

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