23歳誕生日 宮里藍が68で首位スタート

[ 2008年6月20日 08:50 ]

第1ラウンド、18番でバーディーを決め、ギャラリーの声援に応える宮里藍

 米女子ゴルフツアーのウェグマンズは19日、米ニューヨーク州ピッツフォードのローカストヒルCC(パー72)で第1ラウンドを行い、日本勢でただ1人出場の宮里藍はボギーなしの4バーディーで回り、4アンダーの68で7人が並ぶ首位でスタートを切った。

 ショットが好調で安定していた宮里は、一昨年11月のADT選手権第2ラウンド以来のトップ。
 首位グループにはほかに、一昨年大会を制した張晶ら韓国勢5人に、昨年の全米女子オープン優勝のクリスティ・カー(米国)がいる。
 主催者推薦で参加の18歳、ミシェル・ウィー(米国)は1アンダーの71で21位、昨年覇者のロレーナ・オチョア(メキシコ)は72で36位。

 ≪ショット好調!≫23歳の誕生日を、昨年5月以来となるボギーなしのラウンドで自ら祝った。7人が並ぶ混戦ながら首位と好発進の宮里は「(前半の)14番のパーセーブが大きかった。4つ伸ばすという目標をクリアできて良かった」と、大きくうなずいた。
 12、13番でバーディーパットを惜しくも外した。14番(パー4)の第2打をグリーン手前のラフに打ち込んだ時は嫌な流れになりかけた。だが、アプローチを80センチに寄せて見事にパーを拾った。
 その後は、好調なショットを武器に4バーディー。16番(パー4)は残り145ヤードの第2打で6番アイアンを短く持ち、ピン手前3メートルにつける技ありの初バーディーで、「やるべきことができた」と満足感を示した。
 この大会は名称を変えながら、1977年から続く伝統の試合。歴代優勝者には83年の岡本綾子もいる。地元テレビ局のインタビューで岡本について聞かれ「こっちの賞金女王にもなった。彼女はわたしのアイドルです」と英語で答えた。
 今の宮里は大先輩の足跡を追うように、試行錯誤しながらツアー初優勝を狙っている。「まだ初日。今日のようなことをあしたもあさってもやりたい」と意欲を前面に出した。
(共同)

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2008年6月20日のニュース