全米OP予選 遼くん人気で入場制限

[ 2008年3月20日 06:00 ]

日本コカ・コーラとスポンサー契約を結び、アクエリアスのCMに出演することになった石川

 石川遼(16)が出場予定の全米オープン日本最終予選(5月26日、大阪・茨木CC)で、異例の入場制限が行われる可能性が出てきた。

 1日36ホールで争われる同予選は、これまでなら入場無料でロープ制限もなく、18ホール自由に観戦できた。メジャー切符を懸けた戦いとはいえ、05年の第1回でギャラリー700人、06年はたったの80人と会場にはのどかな雰囲気が漂っていた。しかし、石川が出場するとなれば話は別。会場は駅から近くアクセスは抜群で、ギャラリーの大幅増は必至。ロープ制限やギャラリー整理も必要となるため、例年は約200万円の経費も倍増する見込みだ。

 運営面で協力する日本ゴルフ協会(JGA)は主催の全米ゴルフ協会(USGA)に有料化を打診したが「予選会はすべて観戦自由」との方針から却下されたという。そこで苦肉の策として浮上したのが入場制限案。今後はJGAとコース側が話し合い、収容可能人数の設定など最終的な詰めを行う。さらに、テレビ中継も検討されており、石川効果で大会の景色が一変しそうだ。

 ≪日本コカ・コーラと5年契約≫日本コカ・コーラは石川遼と4月1日から5年間のスポンサー契約を結んだと発表した。同社のスポーツ飲料「アクエリアス」のCMや広告などに出演する契約が含まれており、日程を調整し、撮影を開始する。アクエリアスはレッドソックスの松坂大輔、水泳の北島康介ともCM契約を結んでいるため、日本のスポーツ界を代表する3人がイベントなどで豪華共演するプランもあるという。また、米国のコカ・コーラ・カンパニーはUSPGAツアーのスポンサーを務めるなどゴルフ界との関係が深いため、マスターズ制覇が夢という石川を本職でも支援することになる。

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2008年3月20日のニュース