浜口が五輪代表、吉田もV

[ 2008年3月20日 13:05 ]

女子72キロ級で優勝し喜ぶ浜口京子

 レスリングのアジア選手権第3日は20日、済州島(韓国)で女子の7階級を行い、72キロ級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)が決勝でオチルバト・ブルマー(モンゴル)に2―0の判定で勝って優勝し、北京五輪出場枠を獲得した。昨年末の全日本選手権覇者の浜口は、2大会連続となる五輪代表に決まった。

 既に五輪代表に決まっている55キロ級の吉田沙保里(綜合警備保障)は連勝が119で止まった1月以来の公式戦に臨み、1回戦から4試合を勝ち抜いて優勝。五輪代表で48キロ級の伊調千春と63キロ級の伊調馨(ともに綜合警備保障)は、姉妹で優勝を果たした。

 五輪で実施されない67キロ級は新海真美(中京女大)が初優勝。59キロ級の梶田瑞華(中京女大)は3位だった。

 ◆浜口 京子(はまぐち・きょうこ=レスリング女子72キロ級)14歳でレスリングを始め、97年を皮切りに世界選手権で5度優勝。アテネ五輪は銅メダルだった。全日本選手権は12大会連覇中。ジャパンビバレッジ。1メートル70。30歳。東京都出身。

 ▼浜口京子の話 ほっとした。北京で金メダルを取る夢に近づいた感じでうれしい。去年の世界選手権で結果が残せず、毎日不安だったが解放された。日本へ帰ったらすぐに課題を見つけて練習したい。

 ▼吉田沙保里の話 今までにないほど緊張した。ほっとしたが、五輪があるのでこんなところで油断していられない。(敗戦の後)いきなり五輪に出るよりアジア選手権に出て良かった。(共同)

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2008年3月20日のニュース