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小林製薬 紅麹関連製品で腎疾患等発生を報告 対象商品の使用中止呼びかけ、自主回収へ

[ 2024年3月22日 17:37 ]

 小林製薬(本社・大阪市)は22日、公式サイトで、同社が販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に健康被害が発生したとし、商品の自主回収を発表した。

 「紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ」と題し、「小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林章浩)が販売しております機能性表示食品『紅麹コレステヘルプ』を摂取された方において、腎疾患等が発生したとの報告を受けました」と報告。「これを受け、本製品及びそれに使用している紅麹原料(自社製造)の成分分析を行った結果、一部の紅麹原料に当社の意図しない成分が含まれている可能性が判明しました」と説明した。

 この成分について、「この成分の特定や本製品の腎疾患等との関連性の有無の確定には至っておりません」としつつも、「お客様の健康被害が拡大することを防ぐための予防的措置として、下記【対象製品】記載の紅麹関連製品を自主回収することといたしました」と発表。同商品と「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」を対象商品に挙げた。

 同社は「対象製品をお持ちのお客様は、当該製品の使用を中止いただき、今後お召し上がりにならないようお願い申し上げます」とし、使用した後に体調不良を感じた場合は同社の健康相談受付センターへの相談を呼びかけた。

 今回の件について、同社は「お客様をはじめ関係各位には、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。本件については重大な事案と受け止めており、引き続き、調査を継続してまいります」と謝罪した。

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