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遠足でお茶購入認めず、女子児童が熱中症で救急搬送 学校側対応に批判殺到「殺人未遂」「安全確保せな」

[ 2024年2月28日 15:45 ]

八尾市公式サイトから
Photo By スポニチ

 大阪・八尾市の小学校で1年生の女子児童が、遠足でお茶を買えずに熱中症になったとして、女子児童と両親が「熱中症を防ぐ対策を拒否したもの」として八尾市に損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

 一昨年5月、当時八尾市内の小学校1年だった女子児童が学校の遠足に参加。女子児童の体力を懸念した両親は参加すること自体を見合わせようとしたが、学校側のすすめもあって参加を決めた。その際、学校側へ事前に「お金を持たせるので、お茶がなくなったら買って与えてほしい」と依頼したほか、体調に不安を感じる訴えがあれば迎えに行くことなどを伝えていた。

 しかし、遠足当日、女子児童の持っていたお茶がなくなったため、教諭に頼んだところ「お金を使っての水分補給はできない」という理由で購入できず体調が悪化。発熱で救急搬送され、熱中症と診断された。

 女子児童と両親側は学校側が安全配慮義務を怠ったとしてなどとして、八尾市に対して220万円の損害賠償を求めている。27日に第1回口頭弁論が行われ、市側は「遠足中は女子児童の様子から体調に問題はなかった」として争う方針を示した。

 ネット上では学校の対応に批判が殺到した。

 「個人が購入するのアカンのやったら、学校側が備えて置かないとアカンよね。引率してるなら安全確保せなアカンやろし。猛暑日がある昨今は、何本か水分を用意した方が無難やし、遠足?等の行事の時期を考え直すのも必要かも?」「『お金を使っての水分補給はできない』ってのが意味が分からんのやけど、百歩譲ってそれが正しいとして、それなら代わりの水分を与えるべきとちゃうん…」と購入できないならば代替案を考えるべきだったという指摘の声が上がった。

 また「熱中症は簡単に人を殺す怖いものという自覚なく、危機感ゼロ」「教師はなぜ許可しなかったのか」「殺人未遂だよこんなん」「教員も校長も医師ではないはずでいったい何を根拠に判断したのか」「これが本当であるならば、学校側の責任だし、何故市側も争うのか意味不明」「担任教諭、校長、学校、八尾市は一体何をやっているんだ。女子児童が生きていて良かった」「この学校の教師達恐いな」「死んでからじゃ手遅れ」などと命に係わる問題への学校側の対応に疑問の声が上がった。

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