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岡田監督舞えば、景気も舞い上がる?阪神「アレ」なら969億円!優勝時の経済効果、WBC超え

[ 2023年9月5日 05:00 ]

阪神・岡田監督
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 18年ぶりの「アレ」に向けて突き進んでいるプロ野球・阪神が優勝した場合の経済効果について、関西大の宮本勝浩名誉教授(78)が4日、全国で約969億1238万円、関西地域では約872億2114万円との試算を発表した。今春のWBCで日本が優勝した際には、経済効果は約654億3329万円と試算。猛虎が侍ジャパンの上をいくこととなった。

 宮本氏は試算について、本紙の取材に「想定より1~2割多かった」と驚いたように話した。通常、球団の優勝は300億円程度。巨人や阪神は600億円ほどの経済効果が見込まれ、今回も同程度と予測していた。しかし、好調なシーズンを通してのファンの飲食代、優勝時の祝賀会、阪神百貨店の優勝セール、優勝時のスポーツ新聞の売り上げ、岡田彰布監督、選手のテレビ・イベント出演料など計算を重ねたところ、900億を突破した。

 宮本氏は、その最大の要因として「18年ぶり」であることを挙げた。今シーズン主催試合の観客動員は12球団最速で200万人を突破。関西だけでなく全国に散らばる虎党が18年ぶりの「アレ」を目指し、とにかく盛り上がっている。78歳の宮本氏の周囲では「次がいつか分からない!今のうちに楽しんでおこう」と高齢ファンも燃えている。これらに加え、新型コロナウイルスによる行動制限が解除されたことで、スポーツイベント自体が盛り上がっていることも要因に挙げた。

 03年のリーグ優勝時は1481億円の経済効果をはじき出した。星野仙一監督が阪神フィーバーを巻き起こした年で「あれは特別ですよ」と笑った。「この年を例外と考えれば、今春のWBCよりも多いので、阪神の経済効果の大きさが分かる」とした。「日本経済全体を考えたときに、阪神優勝は景気にプラスになる」と宮本氏自身も「アレ」を期待している。

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