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バスケ富永の活躍に地元も喜び シュート「入りだしたら止まらない」別次元の実力は小学生時代から話題

[ 2023年9月5日 05:15 ]

カボベルデ戦で雄叫びを上げる富永(AP)
Photo By AP

 バスケットボール男子日本代表が自力で五輪出場を決めた熱気は、快挙から2日たってもいまだに冷めない。カボベルデ戦で3点シュートを連発した富永啓生(22)が小学生時代に練習した、愛知県一宮市のレンタルバスケットコート「ディーナゲッツ愛知」の桜井康貴マネジャー(46)は本紙の取材に「入り出したら止まらないというシーンは小さい時から見ていたので、これくらいはやってくれるだろうと期待していた」と喜んだ。

 富永が通っていたのは小学2年から6年生まで。父・啓之さんが同所のバスケアカデミーのコーチを務めていたことから、レッスン前に3時間ほど親子で練習していた。「当時からシュート精度が高く、コートに居合わせた大人の間でも話題になるほどだった」という。

 富永のスキルの高さにほれ込んだ桜井さんは「もっと多くの人にプレーを見てほしい」と、大人向けに開催していた3人制の大会にキッズ部門を新設。「大会の告知を出すと“あのうまい子は参加するの?”と問い合わせが来ました」と振り返った。

 小学生時代から別次元の実力だった富永は、カボベルデ戦でも3点シュートを6連続で成功させ、日本中に興奮を巻き起こした。桜井さんは「楽しそうにひたすらシュートを打っていたのが、今の感覚的な部分につながっているんだと思う」と話した。来年のパリ五輪へ「どんな状況でも自分でシュートを打ちにいく、彼らしいプレーで楽しんでほしい」とエール。現在は米ネブラスカ大に在籍しているが、帰国のたびにコートを訪れている。W杯前にも姿を見せたといい「いつでも気軽に遊びに来てほしい」と呼び掛けた。

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