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原発処理水放出で“風評被害懸念”88・1% 岸田首相、処理水放出関連施設を視察

[ 2023年8月21日 05:30 ]

 政府が8月下旬を軸に検討している東京電力福島第1原発の処理水放出に関しては、「風評被害が起きる」と懸念する声が「大きな」「ある程度」を合わせ計88.1%に上った。放出を巡る政府の説明が「不十分だ」は81.9%。放出自体には賛成29.6%、反対25.7%と意見が割れた。

 日米韓首脳会談のため、1泊3日の弾丸日程で訪れた米国から、19日午後11時半ごろに帰国した首相。この日は午前8時前に公邸を出発し第1原発を訪問、処理水放出関連施設を視察した。東電の小早川智明社長との面会では、安全性確保と風評対策に緊張感を持ち全力を挙げるよう求めた。

 首相はきょう21日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長と面会し、直接理解を要請する考え。あす22日の関係閣僚会議で8月下旬の放出を判断する方向が強まった。

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