×

“奇跡”は起きず…アーセナル DF冨安弾から劇的逆転勝利も2位で終戦 マンCが前人未踏4連覇達成

[ 2024年5月20日 02:12 ]

プレミアリーグ最終節   アーセナル2―1エバートン ( 2024年5月19日 )

<アーセナル・エバートン>勝利するも優勝を逃し、膝を落とすアーセナルDF冨安(中央)(ロイター)

 サッカーのプレミアリーグ最終節全10試合が19日に一斉開催され、2位アーセナルは敵地でエバートンに2―1と勝利。28勝5分け5敗の勝ち点89まで伸ばすも、他会場の首位マンチェスター・シティーが勝利したため2位で終戦。フル出場した日本代表DF冨安健洋(25)は0―1とリード許した前半43分に今季2点目となる同点ゴールを決めるなど活躍するも、悲願のタイトル獲得とはならなかった。

 20年ぶり優勝のためには勝利が絶対条件のアーセナルは前半40分に失点。ゴール前でのフリーキックからMFゲイエのシュートが味方に当たってゴールに吸い込まれてしまった。それでも同43分、MFエデゴールの右サイドからのグラウンダーのクロスを中央へ走り込んだDF冨安が右足一閃。強烈なシュートでゴールネットを揺らし、“奇跡”を信じる本拠サポーターを沸かせた。

 さらにほぼ同時刻に他会場で2点リードしていた首位マンチェスターCが1点差に迫られたことを知ったサポーターから大歓声。首位マンチェスターCが引き分け、アーセナルが勝利すれば逆転優勝となるためスタンドは異様な盛り上がりとなり、1―1のまま前半終了。結果的にDF冨安のゴールが会場の雰囲気を一変させることになった。

 なんとか勝ち越し点を奪おうと猛攻を見せるも相手守護神GKピックフォードを中心として守備陣に大苦戦。それでも後半44分、カウンターからFWハーバーツが決勝ゴール。DF冨安はフル出場し、チームを劇的な逆転勝利へと導いたが“奇跡”は起きず。03―04シーズンに無敗優勝(26勝12分けの勝ち点90)を果たした“インビンシブルズ(無敵のチーム)”を上回るクラブ史上最多の28勝を挙げたが、20年ぶりのリーグ優勝には届かなかった。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年5月19日のニュース