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久保が絶妙アシスト 今季9度目のMOMに地元メディアは「入場券の価値」「不可能に思えた」

[ 2024年5月17日 09:47 ]

スペイン1部   レアル・ソシエダード1―0バレンシア ( 2024年5月16日    スペイン・サンセバスチャン )

ボールを追いかけるRソシエダードの久保(AP)
Photo By AP

 Rソシエダードの日本代表MF久保建英(22)がホームのバレンシア戦で絶妙なアシストを記録してチームを貴重な勝利に導いた。

 7位のRソシエダードに対してバレンシアは勝ち点6差の8位。来季欧州カップ戦出場権を争う相手に対して3試合ぶりに先発復帰を果たした久保は前半3分、左からのクロスにゴール右に滑り込んでゴールラインぎりぎりで左足アウトサイドを合わせて浮き球を折り返すと、ボールは相手GKの頭を越えてFWシルバが先制のヘディング弾を決めた。

 久保にとっては昨年12月9日のビリャレアル戦以来となる今季4アシスト目。これが決勝点となってチームは1―0で競り勝って欧州リーグ出場圏の6位に浮上した。これによって7位以上が確定し、残り2試合で順位を落としても欧州カンファレンスリーグ出場は確定。次節19日は勝ち点1差で7位のベティスと直接対決を控え、勝てば6位以上が確実になる。

 今季9度目のマン・オブ・ザ・マッチに輝いた久保を地元メディアは称賛。ノティシアス・デ・ギプスコア紙7点と採点し「久保のアシストは入場券の価値がある」と称えた。エル・デスマルケ紙は6点をつけ「不可能に思えたボールに久保は追いついた。力を実証したいと考えて時に個人主義に走ることもあったが、久保が攻撃の軸を担った」と指摘。ムンド・デポルティボ紙は「久保はアクロバティック。シルバへのアシストはまさに天才的。アクロバティックな姿勢でボールが外に出るのを防ぎ、アウトサイドで狙った」と伝えた。

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