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新潟・松田 13日ホーム札幌戦 自慢の快足生かしJ1初ゴール狙う

[ 2024年4月13日 04:30 ]

新潟・松田詠太郎
Photo By スポニチ

 J1新潟はきょう13日、ホームで札幌と対戦する。2試合連続無得点と攻撃陣の奮起が期待される中、中盤の右サイドで定位置をつかんでいる松田詠太郎(22)は好調を維持。新潟在籍3年目でチームを引っ張る意識も芽生え、自慢のスピードを生かし、J1初ゴールを狙っている。

 チームは白星と得点から遠ざかっているが、松田は決して悲観していない。「前線のつながりは、いいものを築けている。後は得点につなげることが大事。1点入れば何かが吹っ切れて変わる」と自信をのぞかせる。

 今季はここまで、3日の磐田戦以外は先発出場。前節のC大阪戦も前半からドリブルで仕掛けたり、相手最終ラインの背後を取ったりして存分に持ち味を発揮した。

 昨季、J1ではキャリアハイとなる21試合に出て手応えを得た。今季は「個人的にも相手に分析されている」と言い、縦への突破を警戒された守備に手を焼いている。その一方で、「対策をうまく利用できるかが大事」と意識し、中央に切れ込んでシュートに持ち込むなど、状況に応じたプレーに成長を実感している。

 試合に出続けているからこそ、責任感も出てきた。「自分がチームを引っ張っていかないといけないと感じる。今季もチームに残ったのは、もっともっと上にいくため。自分の成長がチームにとっても必要だし、もっと成長したい」。新潟在籍3年目の今季に懸ける思いは強い。

 チームを救いたい。今、そのために必要なのは結果だ。松橋監督は就任当初から、フィニッシュの場面でウイングから逆サイドのウイングにつながる厚みのある攻撃を求めている。松田は「上にいるチームはウイングが結果を出している。ウイングが点を取る、アシストするのは大事」と、自分に言い聞かせるように言う。

 J1での対戦成績は新潟の6勝2分けと相性がいい札幌相手に狙うのは、自身のJ1初ゴール。「ホームで、サポーターの皆さんの前で点を取りたい」と意気込んでいる。(西巻 賢介)

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