神奈川ダービー対談（1）横浜・松原健×川崎F・大南拓磨「ワクワクする試合を」「プライドぶつかり合う」

神奈川ダービーに向けて対談した川崎F・大南（左）と横浜・松原（C）1992　Y.MARINOS（C）KAWASAKI　FRONTALE
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　J1の神奈川ダービー、横浜F・マリノス―川崎フロンターレは来月3日に神奈川・日産スタジアムで激突する。サッカーにおけるダービーは一つの試合や順位争いを超越し、ライバル同士のプライドを懸けた熱い戦い。17年から川崎Fが17、18、20、21年の4度、横浜が19、22年の2度、Jリーグを制してきた「BIG神奈川ダービー」。今季のダービーを前に横浜のDF松原健（31）と川崎FのDF大南拓磨（26）が会場となる日産スタジアムで対談し、同カードへの思いや意気込みを語り合った。

　――今季の神奈川ダービーを迎える心境は。

　松原「神奈川を代表するチームだと思う。自分たちのサッカーもお互いに確立されてる中で凄くワクワクする試合を展開できるんじゃないかと思ってる」

　大南「ダービーということで注目される試合。ダービーだからこそ、勝利することが全て。フロンターレファミー全員で勝利をつかみたい」

　――横浜―川崎Fという対戦カードの印象。

　松原「ここ数年、優勝争いを繰り広げられている2チームとして、やっぱり注目度も高いカードになる」

　大南「ダービーの重要性を両チームが理解している。リーグ戦というよりも2チームのプライドがぶつかり合う試合」

　――同じDFとしてお互いの印象は。

　松原「僕は大南選手はポリバレントな選手だと思っている。センターバックだけに限らず、サイドバックも（できて）ディフェンスラインならどこでも高いクオリティーでこなせる選手だと思う」

　大南「対人も強く、足元の技術もしっかりしている。大事な試合で点を決めたりとか、そういうことができる勝負強い選手」

　――今回の対戦でどのような強みを発揮して相手を上回りたいか。

　松原「自分たちとしてはマリノスのサッカーを貫いてそれをやるだけ。直近の試合でもACL、リーグ戦含めていい成績で回ってきてる。自信もつけているので、それを出すだけ」

　大南「個人的には無失点で終わらせたいという気持ちが強い。フロンターレらしさを全面に出したい。楽しいダービーだと思ってもらいながら勝つことが全て」

　◇松原　健（まつばら・けん）1993年（平5）2月16日生まれ、大分県出身の31歳。大分U―18から10年に2種登録され、11年にはトップチームに昇格。14年に新潟に期限付き移籍し、翌シーズンに完全移籍。17年から横浜に完全移籍で加入した。J1通算217試合9得点。1メートル80、77キロ。利き足は右。

　◇大南　拓磨（おおみなみ・たくま）1997年（平9）12月13日生まれ、愛知県出身の26歳。鹿児島実からセンターバックとしてプレー。16年に磐田でプロ入りし20年に柏、23年に川崎Fに移籍した。J1通算138試合5得点。1メートル83、80キロ。利き足は右。