C大阪　今夏ドルトムントと大阪で親善試合プラン　香川は初めての「古巣」との対決

C大阪・香川

　C大阪が今夏にドイツ1部のドルトムントと親善試合を行う可能性が高いことが22日、分かった。

　すでに両クラブ間で話し合いが進んでおり、後は細部を詰めるのみ。開催地は大阪で、7月下旬を予定しているという。

　ドルトムントといえば、C大阪MF香川真司（35）が計7シーズン過ごし、自らの名を世界的に高めたクラブ。今季は現在リーグ4位と苦しんでいるが、欧州CLではベスト8進出を果たしている。

　5度のリーグ優勝を誇り、22年W杯カタール大会に出場したFWニクラス・フュルクルクやDFニコ・シュロッターベックらドイツ代表の実力者を擁するタレント軍団だ。

　C大阪はクラブ設立30周年イヤーで、さまざまなイベントを模索。その中で昨年のパリSG戦に続くビッグマッチ開催に前向きな姿勢を示しているという。

　9日の東京V戦で今季初得点をマークした香川にとって、ドルトムント戦は自身初。盟友のMFマルコ・ロイスの去就は不透明となっているものの、かつて「最高の思い出が多すぎる」と表現した古巣との対戦は大きな注目を集めそうだ。

　▽香川とドルトムント　10年7月にC大阪からドルトムントへ完全移籍。10―11年シーズン終盤は負傷でピッチに立てなかったが、18試合8得点でリーグ優勝に貢献。キッカー誌選定のベストイレブンに名を連ねた。翌シーズンは31試合13得点でリーグとドイツ杯の2冠を達成し、マンチェスターUへ完全移籍。14年8月にドルトムント復帰。19年1月にベシクタシュへ期限付き移籍した。ドルトムントではリーグ通算148試合出場41得点。