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大荒れ!FC大阪VS松本山雅はJ3記録2位タイの警告9枚 後味の悪いスコアドローに

[ 2024年3月23日 17:51 ]

明治安田J3リーグ第6節   FC大阪0―0松本山雅 ( 2024年3月23日    東大阪市花園ラグビー場 )

<FC大阪・松本>雨でぬかるんだピッチで相手と競り合う山口(右)
Photo By スポニチ

 J3記録2位タイとなる9枚の警告が飛び交う後味の悪いスコアレスドローとなった。豪雨の影響でピッチは田んぼ状態。スリッピーな中、試合が荒れる発端となったのは前半終盤の一連の流れだ。

 まず前半41分に松本山雅FW佐相壱明のタックルがFC大阪DF舘野俊祐の足に深く入った。蟹挟みのようになってしまい、舘野は激高。プロ初スタメンとなったFW西村真祈が間に入って場を落ち着かせたが、その5分後には松本のCKの流れから再び佐相が館野にファウルを犯した。

 決して危険なプレーではなかったが両軍が一触即発状態になり、宇田主審は佐相に警告を提示。だが41分のプレーと合わせて2枚目の警告で本来ならば退場になるが、すぐにレッドカードは提示されず。副審と協議した上で退場を宣告した。その後も不安定な判定は続き、後半は両チームで計5枚の警告。FC大阪DF秋山拓也も退場し、試合後は両チームが言い合うシーンもあった。

 西村は「判定は審判の方が下すもの。自分たちがどうこうするところではない。味方がファールを受けた時に熱くなり、ベクトルが審判に向いてしまう部分はあった。チームとして自分たちに矢印を向けて得点を取るため、勝利するため、雨の中でも応援に来てくださったファンやサポーターの方に向けて何ができるかを考えてプレーしないと」と苦言。

 主審もコントロールできなかったが、選手側も冷静さを欠いた。両チームのGKがスーパーセーブを連発するなど天候の悪い中でも好プレーが多かっただけにもったいない1戦だった。

 <J3最多警告試合>
1位…22年8月28日・鹿児島VS今治(11枚)
2位タイ…15年11月8日・鳥取VS町田(9枚)
2位タイ…17年5月6日・FC東京U―23VS琉球(9枚)

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