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ルートン橋岡が公式戦デビュー マンCに大敗も「できなくはない」

[ 2024年2月28日 12:20 ]

FA杯5回戦   ルートン2―6マンチェスター・シティー ( 2024年2月27日    英国・ルートン )

マンチェスター・シティー戦の後半、公式戦デビューを果たしたルートンの橋岡(左)=ルートン(共同)
Photo By 共同

 ルートンのDF橋岡大樹(24)がホームで行われたマンチェスター・シティーとのFA杯5回戦で公式戦デビューを果たした。今冬にシントトロイデン(ベルギー)から加入。2―5の後半17分から出場し、チームは2―6で大敗して8強入りを逃したが、新天地で一歩を踏み出した。

 3点を追う状況で3―2―4―1の右ウイングバックで出場。直後にオーバーラップから折り返したが、タイトなマークで力なくGKに捕球された。さらにゴール前でボールを受けたFWハーランドに詰めてシュートを阻止。マンツーマンでFWドクに付いた中で後半22分には後ろ向きにボールを受けた相手に詰めて前を向かせなかった。同27分にはドクにシュートを許し、さらに1分後には目の前でMFコバチッチにミドル弾を決められたが、ドクからボールを奪って存在感を示す場面もあった。

 橋岡は「劣勢で負けている中で入るのは難しいが、自分のプレーに集中してできることをやろうと。チームとしては負けたので悔しい」と語り、出場直後に右サイドを駆け上がった場面には「最初にボールをもらった時に、どういう状況でも縦に仕掛けられるなら、やろうと思っていた。クロスまで持っていけたことは良かった」と振り返った。

 この日は相手エースのハーランドが5得点し、そのうち4点を司令塔デブルイネがアシスト。豪華布陣を相手にベンチで「あー、テレビに出ていた選手だな」と圧倒されたが、ピッチに入れば関係ない。実際に体感したことで「同じ人間。凄いなとは思ったが、できなくはない。これからもっとステップアップして1歩ずつやっていけば全然できるのかな」という感覚を得た。

 自身がメンバー入りを逃して日本代表が8強に終わったアジア杯に関しては「そこにいられたかもしれないチャンスがあった中で選ばれなかったのがもの凄く悔しい」と告白。26年W杯予選が続く中で「ここで出ないことには何も言えない。ここで活躍して(招集が)付いてくるもの。死ぬ気でやって代表に呼ばれたら、いつも通りのプレーをすれば」と代表復帰を見据えた。

 また、リバプールのMF遠藤航がイングランド・リーグ杯で優勝したことには「もの凄いこと。もう中心(選手)ぐらいの勢いになっている」と指摘。「プレミアは本当に凄いところ。僕もリバプールやシティーとかを相手に“橋岡、全然できるな”“1番いいな”と思わせるくらいの気持ちでやらないと。凄いなと思うだけではなく負けたくない。いろんな選手をライバル視していかないと」と刺激にしていた。

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