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五輪切符逃した北朝鮮、リ・ユイル監督は判定に不満「日本に偏った、かばうような判定が…」

[ 2024年2月28日 21:26 ]

パリ五輪アジア最終予選   日本2―1北朝鮮 ( 2024年2月28日    国立 )

<日本・北朝鮮>前半が終わり、厳しい表情の北朝鮮のリ・ユイル監督(撮影・木村 揚輔)
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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク8位)は28日、東京・国立競技場で行われたパリ五輪アジア最終予選第2戦で北朝鮮(同9位)を2―1で下し、2大会連続6度目の五輪切符を獲得した。北朝鮮は12年ロンドン五輪以来、3大会ぶり3度目の五輪出場はならなかった。

 試合後の会見で、「両チーム全力を尽くして素晴らしい内容だった」「大変素晴らしいフェアプレーを見せてくれた」と両チームの選手を称えた北朝鮮のリ・ユイル監督。一方で「アウェー戦ということもあって、ややホームの日本に偏ったというかかばうような判定が少し見受けられたのではないかと思う。道徳的にも倫理的にも、本来であればアウェーで戦う、いわばゲストである私たちに対して、もう少し尊重してくれる、そういった判定があってもよかったのではないかというふうにも思う」と判定への不満を語る場面もあった。

 この試合はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)なしで行われ、0―1の前半終了間際にはMFチェ・クンオクのシュートを日本のGK山下がゴールラインを越えるかどうかギリギリでかき出す執念のセーブを見せる場面もあった。

 ノーゴールの判定に北朝鮮の選手は審判に猛抗議したが、リ・ユイル監督は「公正な判定のためにはVARが導入されればいいとは思いますが、VARを導入するしないよりも、今回は非常に重要な一戦だったわけですね。ですので、その試合に臨む姿勢そのものが重要であったのではないかと思う」とコメント。

 続けて「ただ、技術的にやはりVARが導入されていれば、大きな助けにはなったかと思います。役に立ったかとは思います」と話していた。

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