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東京V 山田楓がFK弾も空砲 J1に16年ぶり復帰も黒星スタート

[ 2024年2月26日 04:45 ]

明治安田J1リーグ第1節最終日   東京V1-2横浜 ( 2024年2月25日    東京・国立競技場 )

前半、東京V・山田がゴールを決め喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 歴史は繰り返されてしまった。前半7分、東京VはMF山田楓の鮮やかなFKで先制するも終盤に2失点。31年前と同じ逆転負けで16年ぶりのJ1での勝ち点を逃した。城福監督は「勝たせられなかったのは私の責任。持てる力を選手は出してくれた」と話した。

 シュート数は13対5本と横浜の2倍以上。カズやラモスがいたかつてのようなスター軍団ではないが、昨季2位の相手を土俵際まで追い詰めた。主将のMF森田も「下向く内容ではない。積み上げたものは要所に出ていた」と胸を張った。

 冷たい雨を忘れさせる国立での激闘はかつての黄金カードをほうふつさせた。復活のシーズンは始まったばかり。城福監督は「2節、3節にはもっと強くなっていく」と言葉に力を込めた。

 ≪声震わせる≫試合前には初代Jリーグチェアマンの川淵三郎氏(87)が登場した。大型ビジョンに93年Jリーグ開幕時の開会宣言の映像が流れた後にあいさつ。「東京ヴェルディが16年ぶりに…」と言ったところで感極まり、「おかえりなさい、東京ヴェルディ」と震える声を響かせた。Jリーグを象徴する強豪クラブが経営危機に陥り、J2に低迷、ようやくJ1に復帰したことは感慨深いものだったようだ。

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