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横浜FC 若手の欧州挑戦支援へクラファン開始 奥寺SA「夢に挑戦したい若者たちに後押しが必要」

[ 2024年2月15日 19:00 ]

横浜FCが15日から始めたクラウドファンディングの画面

 J2横浜FCが15日、若手選手の欧州挑戦を後押しするプロジェクトの活動資金を募るためクラウドファンディング(CF)を開始した。目標金額は5000万円。平均調達額は数百万円とされており、極めて規模の大きい金額と言える。「次の日本代表は“うちの子” 日本初・若手選手の欧州挑戦プロジェクト」と題し、CFサイト「READYFOR」を通じて受け付ける。

 横浜FCはポルトガル2部UDオリヴェイレンセを経営しており、Jクラブとして唯一、マルチクラブオーナーシップ(MCO)に取り組んでいる。選手にとっては、日本よりも若手の公式戦出場機会が多いポルトガルで実力を磨き、ここを足がかりにビッグクラブ移籍への道が開けるメリットがある。

 調達資金は、オリヴェイレンセのU―23チーム設立、横浜FCアカデミーでの英会話学習プログラム・海外遠征などに使う予定。支援金額に応じて、選手のサイン入りグッズやオリヴェイレンセのスタジアム見学や試合観戦を行うツアーなどの返礼品を用意している。

 特設サイトには、横浜FCにゆかりのあるバンクーバー・ホワイトキャップスの高丘陽平、スパルタ・ロッテルダムの斉藤光毅、NECナイメヘンの小川航基の3選手が応援メッセージを寄せている。ドイツのFCケルンなどで活躍した横浜FCの奥寺康彦シニアアドバイザーは「これから夢を持ってチャレンジしたい若者たちに後押しが必要です。ご支援をいただければもっと選手たちが海外へ行きやすくなると感じています。ぜひたくさんの方々に応援していただきたい」と呼びかけた。

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