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【アジア杯】久保建英 大会初スタメンも見せ場作れず 「僕の責任もある。相手にうまく対応された」

[ 2024年1月19日 23:54 ]

アジア杯1次リーグD組   日本1-2イラク ( 2024年1月19日    カタール・アルラヤン )

<イラク・日本>前半、ブーイングされながらCKをける久保(撮影・西海健太郎)
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 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を狙う日本代表(世界ランク17位)は19日、1次リーグD組第2戦でイラク代表(同ランク63位)に1-2で敗戦。勝ち点を伸ばせず決勝トーナメント進出は第3戦のインドネシア戦までお預け。昨年から続いていた歴代最長となる国際Aマッチ連勝記録は10で止まった。

 大会初スタメンとなったMF久保は前半はトップ下で、後半は交代する15分まで右MFでプレーした。前半26分に右サイドに展開して攻撃のリズムをつくると、同30分には浅野への絶妙なパスでチャンスメーク。後半15分にはCKをきっちりと板倉に合わせた。

 前半、ペナルティエリアで溜めた場面について「あの場面で打てた。どん欲にゴールを狙っていくべきだったかなと。今は反省しています。前半チャンスらしいチャンスもなくて、攻めてるようで攻めきれず。相手のチャンスに2点とられて後味悪いというか。悪い試合じゃない分、もったいないという前半の終わり方をしてしまった」と振り返った。

 「1失点目はしょうがないにしても、2失点目までの間に、クロス何回か合わないシーンがありましたけど、あそこで決めきるべきだなと思いました」とし、イラクについて「非常にタフなチーム。1、2年前のチュニジアみたいな感覚ですね。今回は別に対人で負けたりというよりは、こぼれ球の所で転がってこなかった時に相手はしっかりクリアしてましたけど、こっちはクリアしきれずにとか。クロスが弾いたところにいたり、アンラッキーな印象がある」と述べた。

 パスミスが目立ったことに「確かにそう言われてみるとずれたパスは多かった。向こうもパスミスが多かったようにも思いましたけど、最終的に回収されちゃうとか。予期せぬ失点でちょっと焦った部分もあったかもしれない」と語った。

 また「今日は正直崩せてる感覚がなかった。今の代表の特徴になってるサイドからクロスオーバーかけてクロス上げるっていう展開がありますけど、結局中は背の高い選手がいっぱいいて。ニアの速いボール以外はほぼ弾かれた。そういう、うまくいかなかった時に、違ったやり方の方が。前半は相手がルーズだった分、前半で違う攻め方した方が良かったかなと。チームとしてサイドから崩していくのがテーマだった。試合中に変更するのは難しい部分がある。相手にうまく対応されたという印象。しっかりオーガナイズされたチームでもあった」とした。

 アジア杯初先発となった一戦。「最後に勝てばいい。良い教訓になった。細かい所でみんなで考えていかなきゃいけないです。引かれてサイドが難しくなってきたら、僕が中で崩すしかない。それをもっとみんなにコミュニケーションをとれなかった僕の責任もあると思う」と教訓を手にした。

 韓国との対戦の可能性を問われ「そう言ってたら足もとすくわれる。まずはインドネシアとの戦いにフォーカスしたい」と目の前の一戦への集中を強調した。

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