アンデルレヒト後藤　欧州デビュー戦で初ゴール

後藤
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　磐田からベルギー1部アンデルレヒトに期限付き移籍した日本サッカー界期待の大型FW後藤啓介（18）が12日、欧州デビュー戦で初ゴールを決めた。

　現在はベルギー2部のアンデルレヒト・フューチャーズ（U―23）に所属しており、12日に行われたU―23ベールスホット戦でデビューすると、0―1の後半12分に得たPKをきっちり決めた。

　喜びを爆発させた後藤はチームメートから祝福を受け、ガッツポーズでファン・サポーターの声援に応えた。試合は1―1のドローに終わったが、後藤にとってはまずまずのスタート。磐田で高校3年生ながらトップ昇格した昨季は、17歳と260日で迎えた岡山との開幕戦でいきなり2得点。クラブ最年少得点記録を更新するなど、怪物ぶりを発揮した。後藤の今後のさらなる活躍に期待がかかる。
　
　◇後藤　啓介（ごとう・けいすけ）2005年（平17）6月3日生まれ、静岡県出身の18歳。磐田の下部組織出身で、2種登録された22年7月に東京Vとの天皇杯4回戦でトップチームデビュー。昨季に正式にトップ昇格し、2月18日の岡山とのJ2開幕戦で2得点。元日本代表FW高原直泰のクラブ最年少記録（18歳290日）を25年ぶりに更新した。日本代表はU―15から各年代で選出。1メートル91、70キロ。利き足は右。

　▽アンデルレヒト　本拠地はベルギーの首都ブリュッセルで創設は1908年。歴代最多のリーグ優勝34回、2度のUEFAスーパー杯制覇、UEFA杯（現欧州リーグ）優勝1回を誇る。ベルギー代表FWルカクらを輩出し、日本人は18～19年に森岡亮太（現シャルルロワ）が所属。監督はデンマーク出身のブライアン・リーマー氏（44）。チームカラーは紫と白。ホームスタジアムはコンスタン・バンデン・ストックスタディオン（約2万8000人収容）。