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堂安節カタールでも全開「圧倒的アジアNo.1」へ 12日アジア杯初戦ベトナム戦

[ 2024年1月13日 04:45 ]

ドーハの青空を背に引き締まった表情の堂安(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本は、14日に1次リーグD組でベトナムとの初戦に臨む。12日はドーハ市内で調整。2大会連続の開幕ゴールを狙うMF堂安律(25=フライブルク)は“圧倒的”な優勝を宣言した。代表でゴールを決めた試合は7戦全勝。新たな10番としてチームを頂点に導く覚悟を示した。

 容赦なく照りつけるカタールの日差しの下、堂安の眼光が鋭くなった。「10番をつけてからの一番の大きな大会。過去優勝した時は10番の選手が活躍している。優勝して、それに一番貢献している選手でありたい」。過去のアジア杯で背番号10をつけたのは5人。そのうち、ラモス瑠偉、名波浩、中村俊輔、香川真司の4人が頂点へと導いている。「みんなを黙らせる一番の機会だと思う。結果にフォーカスしながらやりたい」と、強気に言った。

 昨年6月から10番を背負うが、10月シリーズは親知らず抜歯の治療のために選外。出場5試合のうち先発は2試合にとどまる。「去年も苦しい期間だったと思うが、その期間を経て、新しい自分を2024年に見せられると思う。その第一歩にアジア杯がなったらなと思っている」。並々ならぬ決意を示した。

 覚醒した姿を見せるには最適の地、そして格好の相手だ。カタールで行われた22年W杯では、1次リーグ初戦のドイツ戦と第3戦スペイン戦でゴール。1位通過での16強入りを引き寄せた。あす14日の初戦で対戦するベトナムとは、前回大会の準々決勝でも激突。その際はPKで決勝点を決めた。

 「毎回、日本が優勝候補と言われているけど2大会連続で優勝できていないのは情けない。そろそろ圧倒的なアジアのNo・1にならないといけない」

 この日の練習では強烈なシュートを放ってゴールネットを揺らし、ピッチではどよめきが起こった。居残り練習ではFKを蹴り込んで感触を確かめた。得点した試合は7戦全勝。アジア杯でもゴールラッシュで“神話”を継続し、新10番としてタイトルをチームに運ぶ。

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