日本代表　MF久保がプロ初のチームタイトルに自信「ここでまた注目度を上げてクラブに戻りたい」

久保建英
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　サッカーのアジア杯カタール大会（12日開幕）に臨む日本代表は11日、ドーハ市内で14日の1次リーグ初戦ベトナム戦に向けて練習した。2日のアラベス戦で左太腿を負傷したMF久保建英はこの日から全体練習に合流。「いい感じです。（痛みは）問題ないです」と軽快な動きで順調な調整ぶりをうかがわせた。

　カタールの借りは、カタールで返す。22年W杯では4試合中2試合で先発しながらも途中交代で無得点。苦い思い出が大半を占めている。ただ、あの時とは代表でもクラブでも立場が変わった。見据えるのは優勝のみ。プロになってから自身初タイトルを奪い、“久保のための大会”にするつもりだ。

　「プロに入ってからチームのタイトルがない。まず一つ、若いうちにタイトルがほしいと思っている。育成年代では何回も優勝して、優勝が当たり前みたいになっていましたけど、世界レベル、大陸レベルの優勝を一つ経験するのが今後の自分のキャリアに大事なことだと思う」

　森保ジャパンは昨年6月のエルサルバドル戦から9連勝中。そのなかには強豪ドイツを4―1で撃破し、世界に衝撃を与えた一戦も含まれる。チームの好調と連動するように、久保は第2次森保政権では7試合2得点、チーム最多タイの6アシストと結果を残してきた。今では日本やアジアはもちろん、世界から注目される存在だ。

　「世界に注目される選手になりたいと思ってサッカーをやっているので、今の状況はウェルカム。むしろ自分の未来予想図からしたら、やっとスタートラインくらいだと思うので、ここでまた注目度を上げてクラブに戻りたい」。

　世界の“KUBO”が、アジアの頂点に突き進む。