J3奈良は開幕戦で敗れた松本にリベンジ　昇格初年度、堂々の5位フィニッシュ

明治安田生命J3リーグ　第38節   奈良1―0松本 （ 2023年12月2日    サンプロアルウィン ）

奈良・浅川隼人
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　今季JFLから昇格した奈良が、開幕戦で敗れた松本にリベンジ。最終戦を飾り、J3初年度で勝ち点57を積み上げて堂々の5位でシーズンを終えた。

　前半44分、自陣中央からMF森田凜（21）が敵陣右サイド深くへロングボールを上げると、MF西田恵（25）がペナルティーエリア内での飛び出してきた相手GKらとの競り合いを制してニアへクロス。チーム得点王のFW浅川隼人（28）が頭で押し込んで先制すると、後半にも粘り強い守備で松本の猛攻をしのいだ。

　今季全試合に出場して16得点を挙げ、J3得点ランク2位でシーズンを終えた浅川は「ホームで負けた借りを返しに来られて良かったです。今日の試合で（単独得点王に届く）5点取りに来たので取れなくて残念だが、今シーズンのいい締めくくりだったと思います」と勝利を喜んだが、自身の今季を総括して「まだまだできた。もっと得点を取れたんじゃないかと思う。細かいところを修正して、悔しさをバネに来季頑張りたい」と満足にはほど遠い様子。「奈良クラブらしさを継続して、今年できた土台をさらに高めて来季はJ2に向けて頑張っていきたい」と2年目での昇格を見据えた。