熊本、快進撃ストップ…J1との差痛感も大木監督「勇気持ってプレーしてくれた」

天皇杯準決勝   熊本0―4柏 （ 2023年10月8日    三協フロンテア柏スタジアム ）

＜天皇杯　熊本・柏＞試合後、引き揚げる熊本イレブン（撮影・西海健太郎）
Photo By スポニチ

　天皇杯準決勝でJ2熊本は柏に0―4で敗れた。神戸らJ1勢3クラブを破った快進撃もストップ。それでも大木監督は「勇気を持ってプレーしてくれた」と選手たちをねぎらった。

　J1との差を明確に感じさせられた。前半9分に失点すると、同アディショナルタイムに追加点を許す。後半も9分とアディショナルタイムに得点を許した。MF上村は「立ち上がりにペースを掴めない中で失点してしまった。（球際は）強かった。五分五分のボールを全部持っていかれたイメージです」と肩を落とした。

　16年熊本地震でクラブ全体が被災。地元で試合ができない中、三協フロンテア柏スタジアムでホーム開催試合を行った過去がある。DF黒木は「（当時は）試合ができるのが当たり前じゃなかった。スタジアムを使わせてもらって嬉しかったし、またここでプレーして“戻ってこられた”という気持ちがあった」と感謝の言葉を口にした。