日本代表FW浅野拓磨　カタールW杯ドイツ戦決勝弾「忘れた」!?欧州遠征「まったく違う試合になる」

＜日本代表欧州遠征＞ドイツ戦が行われるフォルクスワーゲン・アレーナを背に練習する浅野（手前）＝撮影・小海途　良幹
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　ドイツ代表、トルコ代表と対戦する欧州遠征（4～12日）に臨むサッカー日本代表は4日（日本時間5日）、ドイツ戦（9日）に向けてウォルフスブルクで練習を開始した。

　三笘薫や久保建英ら全26選手が参加。カタールW杯1次リーグのドイツ戦で決勝ゴールを叩き込んだFW浅野拓磨（28＝ボーフム）は「前のドイツ戦は忘れたといってもいいぐらい、あんまり考えていないですし、同じような戦いができるかどうかもわからないぐらい、まったく違う試合になる」と予想。「僕らが勘違いしちゃいけないのは、試合には勝ちましたけど、間違いなくドイツは日本よりも個でもチームでもレベルが高いチーム。100％チャレンジャーで臨まないと、勝利することはできない」と挑戦者の立場を強調した。

　自身は2日のアウクスブルク戦で2得点をマークし、好調を維持して代表活動へ乗り込んできた。「これまでの経験が今の年齢になって、やっと自分の力になってきているのかなという実感がある。開幕3試合目、このタイミングで点をとれたのは今までにないこと。ここから自分がどうなっていけるか、自分に期待している部分はあります」と充実感をにじませたが「結果を残して（代表に）合流できるというホッとした気持ちはありましたけど、携帯開いてニュースを見ると、同じタイミングでたくさんの代表選手が結果を残していて、安心している暇なんて一瞬もない」と、危機感も合わせ持っている。

　ドイツは“格上”との認識だが「恐れることは何もない。海外でやっている選手もたくさんいますし、どこが相手でもやれる自信はあります。ドイツでドイツとやれるというのは、ドイツにとってはモチベーション、コンディション等、全てが整った環境。（日本が）100％のチャレンジができる環境がある。変なことを考えなくていい」と“完全アウェー”でどれだけのパフォーマンスを発揮できるか、試金石とするつもりだ。