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森保JAPAN 毎熊晟矢を初選出 欧州遠征メンバー26人発表

[ 2023年9月1日 05:20 ]

<サッカー日本代表 会見>笑顔の森保監督(撮影・西海健太郎)
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 日本サッカー協会は31日、ドイツ代表、トルコ代表と対戦する欧州遠征(4~12日)に臨む日本代表メンバー26人を発表した。26年W杯に向けた新戦力を試す絶好の機会ながら、初招集はDF毎熊晟矢(25=C大阪)のみと“ガチメンバー”を選抜。森保一監督(55)はW杯のリベンジに燃える強豪ドイツを返り討ちにし、次回W杯の土台固めももくろんでいる。

 新顔登場に期待した人にとっては予想外の代表メンバーだった。新戦力は1人でW杯カタール大会を最後に代表から外れていた復帰組や“若手育成枠”もゼロ。W杯以来となるドイツとの戦いを前に、森保監督は「レベルアップはもちろん、勝利を目指してベストを尽くしたい」と勝ちに対する本気度の高さを口にした。

 W杯ベスト8以上の成績を残すため、指揮官はチームの熟成に心血を注ぐ。開幕したばかりの欧州リーグで結果を出しているMF南野拓実(28=モナコ)やFW小川航基(26=NECナイメヘン)、J1得点ランク首位のFW大迫勇也(33=神戸)らの招集は見送られた。森保監督は「それぞれの選手の調子も把握している」とした上で「W杯アジア2次予選、アジア杯に向けて、未来に向けて、この先に向けてということを総合的に考えた」とあくまで今回のメンバーが3年後のベースになることを示唆した。

 一方で、布陣についてはW杯カタール大会でドイツを破った3バックではなく、将来を見据えて4バックや局面でのマンマークも試すことも明言。「システムはチャレンジしたいと思う」とした。雪辱に燃えるはずのドイツを返り討ちにすれば、一気に26年W杯の土台が固まる可能性もある。指揮官は「世界トップ基準のドイツと戦えることは全てにおいて経験値、レベルアップにつながる」と鼻息を荒くした。

 ▽22年W杯カタール大会のドイツ戦VTR 11月23日に1次リーグE組第1戦で対戦。日本は前半33分にギュンドアンのPKで先制点を許した。後半から3バックに変更し、三笘、浅野、堂安ら攻撃的な選手を投入。30分に堂安が同点弾、38分に浅野が決勝弾を決めて2―1で勝利した。W杯で優勝国から勝ち点を奪うのも、逆転勝利するのも日本サッカー史上初。第3戦でスペインも破った日本は勝ち点6で1位突破を果たした一方、ドイツは勝ち点4の3位で2大会連続の1次リーグ敗退に終わった。

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