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【女子W杯】イングランド 開催国・豪州撃破で初の決勝進出!初優勝懸けスペインと20日激突へ

[ 2023年8月16日 20:53 ]

女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント準決勝   イングランド3―1オーストラリア ( 2023年8月16日    シドニー )

<女子W杯準決勝 オーストラリア・イングランド>前半、先制ゴールを決め喜ぶイングランド代表MFトゥーン(左)(ロイター)

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は16日、準決勝が行われ、FIFAランク4位の欧州王者イングランドが同ランク10位の開催国オーストラリアと対戦。3―1で勝利し、史上初の決勝進出を決めた。20日の決勝戦では同6位スペインと互いに初優勝を懸け激突へ。なお、敗れたオーストラリアはスウェーデンが待つ3位決定戦に回ることになった。

 イングランドはナイジェリア戦で一発退場となったFWジェームズ(チェルシー)に代わって、準々決勝コロンビア戦から先発出場しているMFトゥーン(マンチェスターU)が活躍。前半から攻勢を仕掛けると36分、FWルッソ(アーセナル)が左サイド深い位置でボールを受けると、巧みなターンからマイナス方向へグラウンダーのパス。これをMFトゥーンが右足アウトサイドで豪快にネットを揺らし、待望の先制ゴール。絶妙にコントロールされたボールがゴール右上隅へと突き刺さり相手GKにとっては“ノーチャンス”といえる華麗な一撃だった。

 後半18分には相手エースFWサム・カー(チェルシー)に同点ゴールを許すも、すぐさま勝ち越しに成功。同26分、後方からのロングボールをFWヘンプ(マンチェスター・C)が諦めずに追いかけ、ゴール前で相手DFがクリアしきれなかったボールを拾い、左足でそのままゴール。2戦連発となる今大会3点目が貴重な得点となった。

 試合は7万人を超える観客の大半が敵サポーターという“圧倒的アウェー”の状況なか、勢いに乗る相手の攻撃を辛くもGKアーノルド(ウェストハム)のファインセーブなどで耐えると、後半41分に貴重な追加点。FWヘンプが巧みなボールキープからドリブルを仕掛け、相手DFを十分に引き付けると見事なスルーパス。これをFWルッソが右足で2戦連発となるゴール。W杯6回目の出場で過去最高成績となる決勝進出を決めた。

 また、スペインとは優勝した昨年の欧州選手権準々決勝(〇2―1)以来の再戦。イングランド、スペインともに男子W杯での優勝経験があり、決勝戦ではどちらが勝利してもドイツ以来史上2カ国目の「男女W杯優勝国」となる。

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