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C大阪がパリSGに勝った! 香川V弾で最強軍団沈める「きれいに入りましたね。びっくりしました」

[ 2023年7月29日 05:45 ]

国際親善試合   C大阪3―2パリSG ( 2023年7月28日    ヤンマー )

<C大阪・パリSG>後半、決勝のゴールを決め、チームメートに囲まれるC大阪・香川真司 (撮影・須田 麻祐子) 
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 C大阪は28日、ヤンマースタジアム長居でパリ・サンジェルマン(SG)と国際親善試合を行い、3―2で逆転勝利した。FW北野颯太(18)が後半22分に同点ゴールを決め、MF香川真司(34)がその12分後に勝ち越し点を入れ、フランス1部リーグ王者に競り勝った。ブラジル代表FWネイマール(31)は出場しなかった。

 C大阪が誇るスーパースターと期待のホープが、最強軍団を沈めた。自身も驚く決勝弾の香川は、充実感あふれる表情だ。

 「普段はあんまり、ああいうゴールを決めないんですけど。きれいに入りましたね。びっくりしました」

 後半開始から出場。2―2の後半34分にペナルティーエリア手前中央でパスを受けると、右足を振り抜いてゴール右隅へ。6月24日の札幌戦(札幌ド)以来となる“今季3点目”は、スタンドに駆けつけた3万2430人を興奮のるつぼへ巻き込んだ。

 背番号8の決勝弾を“演出”する同点弾を決めたのは、今季J1初ゴールを挙げた2年目の北野だ。FW渡辺がプレスをかけ、敵陣で奪ったボールを受けると、落ち着いて左足で流し込んだ。3日前に負傷したが、小菊昭雄監督に出場を直訴。将来的に海外挑戦を視野に入れる若き才能は「試合前から、パリの選手が上に見られるような雰囲気があったのが悔しかった。リスペクトは持っていますが、相手を上に見る必要はない」と臆することなく立ち向かい、結果を残した。

 新加入のMF新井、FW渡辺も1アシストずつとC大阪“デビュー戦”で爪痕を残した。リーグ戦の逆転V、天皇杯2度目の戴冠を目指すチームにとって、これ以上ない弾みとなった。「最初からひるむことなく、攻守にアグレッシブにトライし続けてくれた選手に感謝したい」と指揮官。確かな手応えを得て、来月2日の天皇杯・湘南戦(ヨドコウ)からエンジン全開で再スタートを切る。(北野 将市)

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