イニエスタ、神戸最終戦は札幌と1―1ドロー　329日ぶり先発で57分間のラストダンス

明治安田生命J1リーグ第19節   神戸1―1札幌 （ 2023年7月1日    ノエスタ ）

＜神戸・札幌＞後半、競り合う神戸・イニエスタ（左）と札幌・スパチョーク（撮影・後藤　大輝）
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　神戸はホームで札幌と対戦し、1―1で引き分けた。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ（39）のラストマッチを白星で飾ることはできなかった。 【試合結果】

　今季初スタメンで、リーグ戦でのスタメンは昨年8月6日のC大阪戦以来329日ぶり。試合開始前にはスタンドに巨大なコレオが登場した。トップ下の位置に入り、最前線の元日本代表FW武藤らとのコンビで札幌を崩しにかかった。

　だが、前半26分にGK前川のパンチングミスから先制点を献上。イニエスタ自身は前半36分にMF汰木との連係からペナルティーエリア内に入り、右足でシュートを放った。今季は出場機会が少なく味方と呼吸が合わない場面もありながら、懸命にプレーした。0―1の後半12分に途中交代する際には大歓声を浴び、主将マークを元日本代表MF山口にわたした。

　神戸は後半開始から元日本代表FW大迫が途中出場。徐々に札幌を押し込み、後半40分にCKからDFトゥーレルが頭で同点弾を決める。その後も攻勢を強めたが、逆転には至らなかった。