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ブラジル代表が史上初めて黒いシャツでプレー 反人種差別キャンペーンの親善試合で

[ 2023年6月18日 10:22 ]

ギアナとの親善試合で黒ユニホーム姿を披露したブラジルイレブン(AP)
Photo By AP

 サッカーのブラジル代表は17日、スペイン・バルセロナで行われた親善試合でギニアを4―1で破った。反人種差別キャンペーンの一環として行われ、ブラジルのイレブンは前半のみ史上初めて上下ともに黒のユニホームを着用。後半は通常のカナリア色のシャツに着替えてプレーした。

 試合前には両チームの選手が「人種差別があるなら試合はない」と記されたバナーを前に整列。開始直前にはピッチに片膝をついて差別に対する抗議の意志を示した。試合は前半26分にブラジルが代表初出場となったジョエリントンのデビュー弾で先制。スペイン1部レアル・マドリード所属でたびたび人種差別行為の標的にされてきたビニシウスが3―1の後半43分にPK弾を決めた。

 ビニシウスは15日に国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長から人種差別撲滅に向けて近く現役選手を招集して新設する委員会のトップ就任を要請されて協力を約束したばかり。今後はピッチ外での行動も注目されることになりそうだ。ブラジルは反人種差別キャンペーンの一環で20日にもリスボンでセネガルと対戦する。

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