J1福岡　次は王者・横浜から今季リーグ戦敵地初星狙う　紺野「守備からどう攻撃につなげていくかが鍵」　

横浜戦への意気込みを話す福岡MF紺野

　J1福岡が25日、次戦28日アウェー横浜戦に向けてのオンライン会見を行った。

　前日はルヴァン杯新潟戦で鮮やかな逆転勝ちを収め今季公式戦アウェー戦初勝利。この勢いに乗って次は昨季王者・横浜を倒しアウェー2連勝を狙う。

　右サイドで突破力を武器に攻撃をけん引するMF紺野和也（25）は前日のゲームも後半から出場。逆転に貢献し「後半、自分たちがボールを持つ時間が前半に比べてかなり増えたと思う。途中から入って流れを変えることはできたのか」と胸を張った。

　アウェーで白星を手にしたことには「選手も意識していましたし1つ壁を越えられたなっていうのはある」と安堵（あんど）。「リーグ戦でもっと上の順位にいくために、アウェーでの勝ち点も絶対に必要」。次はリーグ戦でのアウェー初勝利を目指し横浜からの勝ち点奪取を誓った。

　横浜については「特に攻撃のクオリティーがすごく高い。しっかり守備から入ること」と警戒。勝敗のポイントとして「（相手の）ラインが少し高いので前線の選手がしっかり裏を狙っていく、守備からどう攻撃につなげていくかが鍵」と見据えた。

　また、マッチアップの可能性もある大学時代の先輩・横浜DF永戸については「左足のキックがかなり質が高い」と注意点をあげ「ドリブルでどんどん仕掛けて（永戸）勝也くんが嫌がるプレーをしていきたい」と対戦を楽しみにしていた。


　○…長谷部茂利監督（52）も横浜について「力のあるチーム。特に攻撃力が一番後ろのGKから11人（全員）あるのでそこをどういうふうに対処していくかが大事」とリーグ屈指の攻撃力を警戒。「チャンピオンチームに対して自分たちの攻撃がどこまで通用するかにチャレンジしたい」。持ち味の堅守に加え、上位を相手に成長中の得点力を披露することを誓った。