×

鎌田大地 ドルトムントと5年契約合意か 香川も活躍したリーグ制覇5回のブンデス名門へ

[ 2023年2月25日 04:00 ]

Eフランクフルトの鎌田(ロイター)

 今季限りでドイツ1部Eフランクフルトと契約満了する日本代表MF鎌田大地(26)に関し、24日付のフランクフルター・ルントシャウ紙(電子版)など複数の地元メディアがドイツ1部の強豪ドルトムントに移籍することで合意したと報じた。

 同紙によると、5年契約で口頭合意。年俸は現在の2倍以上となる550万ユーロ(約7億8650万円)から600万ユーロ(約8億5800万円)にも達するという。ドイツ放送局「SPORT1」によれば、22日に鎌田の代理人とドルトムントの強化担当者が密会。フリー移籍に伴う契約ボーナスなど具体的な金額についても交渉を行ったと報じられている。

 鎌田はEフランクフルトで絶対的な司令塔に成長。今季もここまで公式戦30試合で13得点5アシストと活躍している。そんな鎌田を巡っては、バルセロナ、Bミュンヘン、トットナム、リバプールなどビッグクラブによる争奪戦が勃発していたが、ここにきて同じドイツの名門へ移籍が近づいているようだ。

 リーグ優勝5回、ドイツ杯制覇5回を誇るドルトムントは、現在リーグ2位。毎シーズンのように優勝争いを繰り広げているほか、世界最高峰の欧州CLでも常連として知られる。中盤の要となっているイングランド代表ベリンガムは今夏の移籍が濃厚。後釜として期待されている鎌田にとっては当然、ステップアップ移籍となり、さらに熟知したドイツ国内での移籍ということで、順応に時間を要さないなどメリットは大きい。

 26年W杯でも森保ジャパンの主軸として期待される司令塔が、かつてC大阪の元日本代表MF香川真司(33)も輝きを誇った名門クラブでさらなる飛躍を目指すことになりそうだ。

 ▽ドルトムント 1909年創設。本拠地はドイツ西部の工業都市ドルトムント。主なタイトルはドイツ1部5回(前身のドイツ選手権3回)、ドイツ杯5回、97年に欧州CLを制しトヨタ杯も獲得。MF香川真司(現C大阪)が10~12、14~19年にプレー。チームカラーは黒と黄。本拠はジグナル・イドゥナ・パーク(収容8万1365人)。エディン・テルジッチ監督(40)。

続きを表示

2023年2月25日のニュース