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名古屋・MF甲田英将 両利きドリブラー“ポスト相馬”名乗り

[ 2023年2月8日 08:00 ]

2月17日開幕 J1注目の新鮮力

定位置確保を目指す甲田
Photo By スポニチ

 両足を遜色なく使えるドリブラーが“新境地”を開こうとしている。2年目のMF甲田英将(19)。沖縄キャンプではポルトガルへ移籍した日本代表MF相馬勇紀の主戦場だった左ウイングバックで試された。

 名古屋U―18所属だった21年に“飛び級”でU―22日本代表に招集。トップ昇格1年目の昨年は、2月23日・ルヴァン杯清水戦でプロデビューを飾った。順調な滑り出しとなったが、5月に左膝外側半月板を損傷。全治3カ月と診断され、公式戦は計12試合出場にとどまった。「ケガをすると人生がマイナスになってしまう」。だが名古屋の大先輩でもある本田圭佑の「ケガはチャンス」精神で、上半身を徹底的に鍛えた。「しっかり1年間通して、試合に関わり続けていきたい」と成長を自負する。

 「相馬選手もウイングバックで活躍して世界に行きました。自分の憧れている選手でもある。過去の試合とかを振り返って、どういうプレーをしていたかというのも、見て研究していければいい」。相馬とDF吉田(現J2清水)が抜けた左ウイングバックは唯一、手薄なポジション。本来は攻撃的MFだが、新ポジションでレギュラーをつかめば、その先には“新しい景色”が広がっている。(飯間 健)

 ◇甲田 英将(こうだ・ひでまさ)2003年(平15)10月2日生まれ、三重県四日市市出身の19歳。小学生の時から名古屋アカデミーで育ち、22年にトップチーム昇格。高校3年時の21年にU―23アジア杯予選を戦うU―22代表に選出された。J1通算7試合。1メートル68、65キロ。利き足は右。

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2023年2月8日のニュース