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古巣・C大阪復帰の香川真司 明かした「非常に不安」なこと 「僕自身12年半ぶりなので…」

[ 2023年2月5日 12:59 ]

<香川C大阪復帰会見>森島・C大阪代表取締役社長(左)にユニホームを手渡される香川(撮影・久冨木 修)
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 元日本代表MF香川真司(33)が古巣のC大阪に復帰し、5日、都内で会見した。

 チームが掲げる「リーグ戦3位、タイトル獲得」の目標について、「クラブの目標はトップ3とタイトル。(監督が)小菊さんになられて1年半。着々とステップアップしているし、目標設定もだんだん上がっている。その考え方に対しては非常に共感しています。間違いなく今年は去年より良い成績を残せると信じている。そのベースや戦い方は昨年も結構見させてもらったりしながら、自分が加わってどういう新しいものを生み出していけるか。そういうイメージを日々している段階。目標を達成したいし、プラスアルファ来年や再来年、チームとして大きく飛躍していけるように、今年1年は重要な1年になると思う。選手はそこまで変わっていないのでベースはできあがっているので、僕もまずは適応して戦いたい」と述べた。

 また「シーズンが長いということで、僕自身、夏場というのは12年半ぶり。そこに関しては非常に不安な気持ちは正直ありますし、しっかり準備していかなくちゃいけないと思っています。過去にヨーロッパから日本に帰ってきた選手含めて、いろんなところでそこは難しいというのは聞いています。タフな戦いになると思いますけど、1年通してしっかり準備していきたいなと思っています」と、日本特有の夏場を乗り切りたい構えだ。

 香川は10年夏にC大阪からドイツ1部ドルトムント入りし、イングランドの名門マンチェスターUなど6カ国でプレー。実に12年半ぶりのJリーグ復帰となる。地元メディア「HBVL」も同日、Jリーグに復帰すると報じていた。

 ギリシャ1部PAOKを退団して昨年1月にシントトロイデンに加入した香川は、2季目を迎えた今季、リーグ戦12試合に出場して2得点。昨年11月には慢性的な痛みを抱えていた足を手術した。リハビリを終えて今年1月に復帰し、22日ヘント戦でベンチ入りしていた。

 C大阪は昨季J1では5位と躍進し、ルヴァン杯は準優勝、天皇杯8強。復帰するレジェンドとともに17年の2冠(ルヴァン杯、天皇杯)以来となるタイトル奪取を目指す。

 ◇香川 真司(かがわ・しんじ)1989年(平元)3月17日生まれ、兵庫県出身の33歳。FCみやぎバルセロナから06年にC大阪入り。10年7月にドルトムント移籍。12年6月にマンチェスターUに移籍し、14年夏にドルトムントに復帰。19年1月トルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍し、同年8月にスペイン2部サラゴサに完全移籍。21年1月にPAOK、22年1月にシントトロイデンに加入。国際Aマッチ97試合31得点。1メートル75、68キロ。利き足は右。

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