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西ドイツの「皇帝」ベッケンバウアー氏 ペレさんへ「サッカーは永遠にあなたのものだ。王様」

[ 2022年12月31日 04:30 ]

06年ワールドカップドイツ大会の公式マスコット「ゴレオ(GOLEO)」と笑顔で並ぶ、W杯組織委員長のフランツ・ベッケンバウアー氏(右)と元ブラジル代表FWペレ氏(AP)
Photo By AP

 サッカーの元ブラジル代表で「王様」として世界中のファンに親しまれた往年の名選手ペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)さんが29日、大腸がんの進行などによる多臓器不全のためサンパウロの病院で死去した。82歳だった。

 西ドイツ(現ドイツ)代表の往年の名選手で「皇帝」と呼ばれたベッケンバウアー氏はSNSで「サッカーは史上最高の選手を失った。そして私は、かけがえのない友人を失った。サッカーは永遠にあなたのものだ。王様」とペレさんをしのんだ。

 77年にニューヨーク・コスモスに移籍し「ペレと一緒にプレーしたかった。私のキャリアで最も偉大な経験のひとつ」と振り返り、「私をブラザーと呼んでくれたのは、想像を絶するほど光栄なことだった」と思いをつづった。

 ▼元イングランド代表リネカー氏 最も神聖な選手で喜びに満ち、選ばれたわずか数人だけが近づけるプレーをした。

 ▼日本代表森保一監督 サッカーを国際的なスポーツへと押し上げたのはペレ氏であることは間違いありません。プレーで世界中の人々を魅了し、私も間違いなくその一人でした。

 ▼元日本代表本田圭佑 子供のころ、あなたは夢を与えてくれた。あなたは夢を3回手にした。あなたは私の永遠のアイドルです。

 ▼国際サッカー連盟(FIFA)インファンティノ会長 彼の遺産を言葉でまとめることは不可能だ。彼の魂は永遠に私たちと一緒にいる。

 ▼国際オリンピック委員会(IOC)バッハ会長 世界はスポーツ界の偉大な象徴を失った。

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2022年12月31日のニュース