川淵三郎氏「一番の思い出」涙を浮かべたペレさんとJリーグの開幕式でハグ

川淵三郎氏公式ツイッター（@jtl_President）から

　サッカーの元ブラジル代表で「王様」として世界中のファンに親しまれた往年の名選手ペレ（本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント）さんが29日、大腸がんの進行などによる多臓器不全のためサンパウロの病院で死去した。82歳だった。

　日本サッカー協会の川淵三郎相談役（86）は、ツイッターにペレさんとのツーショット写真を投稿し「早くからW杯で大活躍していたので僕よりずっと年上だと思っていた。Jリーグ開幕戦に来ていただいた時、僕より年下だと知ってびっくり」とつづった。

　また日本サッカー協会から発表したコメントで「“神様”が93年5月15日のJリーグの開幕式に来てくれて、終わった後に涙を浮かべて僕をハグし“素晴らしかった”と言ってくれた。それが一番の思い出だ」とJリーグチェアマン時代の逸話を披露した。また、引退試合を観戦したことも明かし「安らかにお眠りください」と哀悼の意を表した。