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元日本代表FW工藤壮人さん死去 元チームメートたちの願い届かず 悲しみの声「早すぎる…」

[ 2022年10月21日 23:04 ]

工藤壮人さん
Photo By スポニチ

  サッカー元日本代表FW工藤壮人(くどう・まさと)さんが21日午後2時50分、死去した。今季から所属していたJ3宮崎がクラブの公式サイトで発表した。32歳だった。

 クラブは「このたび、弊クラブ所属の工藤壮人選手が、10月21日(金)14時50分に逝去いたしました。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と発表。「葬儀等の対応につきましては、ご親族や関係各所と協議の上、改めてご報告いたします」とした。

 工藤さんは今月2日、練習時間外に体調不良を訴え、3日に医療機関を受診して検査を受けた結果、水頭症と診断された。入院し、11日に手術を受けて療養していたが容態が悪化。17日から集中治療室(ICU)で治療に専念していることをクラブが18日に発表していた。

 水頭症とは、脳脊髄液の循環に障害が起きて脳が拡大し、くも膜下出血や脳出血などを起こす疾患。

 ネットでは「工藤選手の献身的な姿をもう一見たいんよ。こんなん嫌じゃ」「まだ全然やれるだろうと思ってたのに」「嘘だろ...この年で亡くなるのは早すぎる...」など悲しみの声が上がった。

 工藤さんは東京都出身。J1柏の育成部門(アカデミー)を経て2009年にトップチームに昇格。13年に日本代表に初選出された。以降J1広島、カナダや豪州のクラブチームで活躍。今年1月から宮崎に所属していた。

 かつて工藤さんとチームメートだった柏のMF大谷秀和(37)は20日の取材対応で「まだまだストライカーとして活躍しなきゃいけない選手だと思う。まずは回復してほしい」と話し、古巣である広島も21日にクラブの公式ツイッターで22日のルヴァン杯決勝に向けて「明日は共に戦おう、工藤」と工藤さんの広島時代のユニホームがベンチに置いてある写真とともにツイートしていた。

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