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鹿島が有観客のホームで3発快勝 先制弾の上田「気持ちが出た試合」

[ 2021年9月18日 21:33 ]

明治安田生命J1リーグ 第29節   鹿島3―1G大阪 ( 2021年9月18日    カシマスタジアム )

<Jリーグ 鹿島・G大阪>試合後、サポーターの拍手に答える鹿島の上田 (撮影・西川祐介)
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 ホームの歓声とともに、勝負強さが戻ってきた。鹿島はホームでの約1カ月ぶりの有観客試合でG大阪に3―1で勝利。後半7分にFW上田が右足で先制すれば、15分にはMFファン・アラーノが頭で追加点。28分には、途中出場のMF土居が左足ミドルで試合を決定づけた。

 エースの一発が、ゴールラッシュの口火を切った。0―0で迎えた後半7分、カウンターからMFピトゥカが左のMF荒木へスルーパス。左足シュートは相手GKに止められるも、こぼれ球に反応した上田が右足で押し込んだ。待望のゴールを皮切りに一挙3得点。「良くない流れだったのは間違いない。それをみんな自覚して、きょうのピッチに立っている。その気持ちが出た試合だった」と胸を張った。

 茨城県独自の非常事態宣言発令に伴い、直近2試合のホームゲームは無観客開催。客席に比例するように攻撃陣も沈黙し、ここまで無得点と連敗を喫していた。この日は、条件付きながら有観客で開催。3586人の声援を受け、相馬監督は「ホームで後押しを受けながら戦うことができた」と感謝し「1点を取って攻撃のアイデアやタイミングが合った」。上田の一発が重苦しい雰囲気を吹き飛ばした。

 今季はリーグ戦残り9試合。次節22日はホームで首位川崎Fとの対戦が控える。上田は「この流れを続けていく。自分たちのサッカーをする準備をして、前回対戦のリベンジをしたい」と先を見据えた。

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