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G大阪FW宇佐美 8日川崎F戦へ、イメージは18年12月のドルトムント戦再現

[ 2021年5月7日 15:14 ]

川崎F戦へ向けて最終調整するG大阪FW宇佐美(C)GAMBA OSAKA
Photo By 提供写真

 あす8日に首位・川崎F戦(パナスタ)を控えるG大阪のFW宇佐美貴史(29)が、ドルトムント戦の再現に意気込んだ。

 相手は今季リーグトップ37得点を挙げて首位を独走。圧倒的な攻撃力を誇り、耐える時間が長くなることは想定しているが「守備をさせられているというネガティブな感じになると、相手はドンドンと押し込んでくる。攻撃的な守備をしないといけない」と口にした。

 参考にしたいのが、自身がドイツ1部デュッセルドルフに在籍した18年12月19日の対ドルトムント戦。当時ブンデスリーグ首位を走っていたチーム相手に押し込まれる展開が続いたが「ボールを失っても、ああ…となるのではなく、支配されても最後の得点だけ取らせない。ゼロ(無失点)の時間帯を長くすることで、モチベーションに変えていた」という。宇佐美も守備で奔走し、結果、3本のチャンスで2点を決めて2―1の勝利。開幕から15試合無敗だった相手にシーズン初黒星を付けた。

 「自分たちの時間が5分間でも、それでスコアを動かせるのがサッカー。決して楽しいサッカーではないけど、勝った時の喜びは大きい」と宇佐美。宮本恒靖監督も「自分たちでスコアをコントロールしていきたい。攻める時間は必要になるが耐える時間を感じながら試合を進めていくことが大事」と今年1月1日の天皇杯決勝のようなロースコア展開に持ち込み、チャンスをモノにする考えだ。

 対川崎Fは公式戦4連敗中。さらにリーグ8試合2得点と深刻な得点力不足に加え、C大阪戦で負傷交代したMF小野瀬は欠場濃厚と苦しい状況だが、独走する昨季王者を止めて流れを変えたい。

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2021年5月7日のニュース