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リバプールのクロップ監督 南野のプロ意識を称賛

[ 2020年12月17日 19:11 ]

リバプールの南野(AP)
Photo By AP

 イングランド・プレミアリーグの昨季王者リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督(53)が、16日に行われたリバプール―トットナム戦の観戦プログラムで日本代表FW南野拓実(25)について言及し、プロ意識を称えた。17日付の英紙デーリー・エクスプレス(電子版)が報じた。

 クロップ監督は「通常、私は特定の選手について話すのは好きではないが、タキ・ミナミノ(南野の愛称)についてはここで強調しておきたい。タキはリバプールに来て以来、私たちにとってセンセーショナルだ。彼の態度は常に最高レベルで、成長への決意は常に完璧だ」とし、南野のサッカーに取り組む姿勢を称賛した。

 「彼は辛抱強くなければならず、時にはそれが非常に困難だったと想像できる。これまで先発の機会が少ないのは、彼がうまくいっていないからではない。彼のポジションにいる選手たちが、非常に良いプレーを一貫して示し続けているからだ」。出場機会が少ないのは南野のプレー内容によるものではなく、昨季王者リバプールの選手層が厚く、レギュラー陣が好パフォーマンスを続けているからだと説明。ドイツ人指揮官は、観戦プログラムに掲載されている自身の手記の半分を使い、南野の貢献を称えたという。

 リバプール加入2季目の南野は、今季公式戦出場が14試合(先発5試合)で3得点。9日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第6節のミッティラント戦でフル出場し、13日のプレミアリーグ第12節のフラム戦でも後半開始時から途中出場を果たした。チームに負傷者が続出している影響もあり、本職ではないインサイドハーフで出場機会が増えているが、ベンチスタートだった16日のプレミアリーグ第13節トットナム戦は公式戦3試合ぶりに出番がなかった。

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2020年12月17日のニュース