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浦和が選手間ミーティングで本音ぶつけ合う DF槙野「方向性を正すいい時間だった」

[ 2020年10月15日 14:19 ]

浦和DF槙野
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 浦和のDF槙野智章(33)が15日、オンライン取材に応じ、10日の鳥栖戦後、リーグ終盤戦の「反攻」に向けた選手間ミーティングを実施したことを明かした。「鳥栖戦の後、個々が思ってること、どう考えてやっているか、正直に話し合いました」。時間にして約1時間、本音をぶつけ合い、雰囲気も高まったという。

 槙野によれば10~12月は来季の契約問題も出てくる時期で選手個々のメンタルがバラバラになり、それがプレーや態度にも出やすいという。ミーティングでは自身がサブに回ることの多かった18年W杯ロシア大会当時の経験を披露。「いい結果(16強)が出るチームは試合に出ていない選手がどれだけチームをサポートし、盛り上げられるかがポイント。これからの時期、勝負だよ」と改めてチーム一丸の大切さを強調したという。

 今季序盤は槙野自身もサブ、ベンチ外を経験した。「僕も今季はずっと試合に出てるわけではない。そういう選手の声は汲み取ってくれたと思う。チームの方向性を正すいい時間になった」。ミーティングではベテラン、中堅、若手、外国人選手も積極的に発言した。前日14日の柏戦では給水タイムでもベンチの選手からポジティブな声かけが多く、効果は絶大だった。

 ミーティング実施のタイミングについては主将のGK西川から連敗中は発言がネガティブになる、勝った試合後の方が本音で話しやすいということであえて1―0と勝利した鳥栖戦の後にセッティングされたという。

 次戦は18日、ホーム仙台戦。「ホームの勝率が悪いことは分かってます。ファン、サポーターが“また来たい”と思うような内容、結果を出さないと。仙台戦は信頼を取り戻すきっかけにしたい。前進しているところを見せたい」と槙野。観客動員も約2万4000人規模に緩和されて実施される。本音をぶつけ合い、チーム一丸となったレッズの反攻が始まる。

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2020年10月15日のニュース