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森保J コートジボワールの枠内防いだ中盤とDF“次善の意識”

[ 2020年10月15日 05:30 ]

男子サッカー国際親善試合   日本1-0コートジボワール ( 2020年10月13日    オランダ・ユトレヒト )

コートジボワール戦の試合終了間際、植田(2)の決勝ゴールを祝福する吉田(22)ら日本イレブン(共同)
Photo By 共同

 数を打たせても、クリーンヒットは許さなかった。コートジボワールが放ったシュート9本のうち、枠内を捉えたのは1本だけ。吉田と冨安を中心とした守備陣が的確なポジショニングで危険なシュートコースを消し、ピンチを未然に防いだ。

 コートジボワールは後ろ向きでパスを受けた日本選手に対し、強いプレスを続けた。その結果、日本は後方へのパス成功率が森保ジャパンでワーストの88.9%と正確性を欠いた。後半14分には遠藤から冨安へのバックパスが中途半端になり、ペペに奪われた。だが冨安と吉田で冷静に対処。ペペは枠を大きく外れるループシュートを放つにとどまった。直後の同18分には柴崎の頭でのバックパスを、同じくペペが奪いPA内まで進入。ここでも吉田と冨安らが素早く囲んでコースを限定し、力ないシュートはゴール左にそれた。

 味方にミスが出ても決して慌てずに、次善の方法でカバーする。中盤との強い信頼関係が、2試合無失点の守備を支えていた。

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