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Bミュンヘン、7季ぶり決勝進出 ニャブリが2ゴール「チームに自信を取り戻すことができた」

[ 2020年8月20日 12:32 ]

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝   バイエルン・ミュンヘン3―0リヨン ( 2020年8月20日    ポルトガル・リスボン )

Bミュンヘン・ニャブリ(AP)
Photo By AP

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は19日、ポルトガル・リスボンで準決勝の残り1試合が無観客で行われ、7季ぶり6度目の優勝を目指すバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が3―0でリヨン(フランス)を下し、前回優勝した2012~13年以来、7季ぶり11度目の決勝進出を決めた。23日(日本時間24日午前4時キックオフ)の決勝で、初の決勝進出を果たしたパリ・サンジェルマン(フランス)と対戦する。

 序盤はリヨンの速攻から2度の決定機をつくられたBミュンヘンは、個の力で流れを変えた。ドイツ代表ニャブリが前半に2ゴール。18分、右サイドから持ち前のスピードを生かして切り込み、利き足とは逆の左足で左隅へ鮮やかな先制ミドル弾を突き刺した。33分に2点目。相手ボールを奪ってドリブル突破し、最後はゴール前に走り込んでこぼれ球を左足で押し込んだ。マン・オブ・ザ・マッチに輝いた25歳は「序盤はやや苦しんだが、いい時間にゴールを決められた。チームに自信を取り戻すことができたと思う」と笑顔を浮かべた。

 後半43分にはエースFWレバンドフスキが頭でダメ押しゴールを決めた。欧州CLで今季出場した全9試合で得点を挙げ、得点ランキング独走の15点目。初の欧州CL得点王に向けて2位に5点差をつけて、今季の国内リーグ、ドイツ杯と合わせて”得点王3冠”をほぼ確実にした。

 チームも今季国内リーグ、ドイツ杯を制しており、2013年以来となる3冠に王手をかけた。決勝はパリSGとドイツとフランスの王者対決。フリック監督は「パリは素晴らしいチーム。これから分析をするが、速い選手がいるのは分かっている。守備で我々の最大の武器は相手にプレッシャーをかけることだと思う」。準々決勝でFWメッシ擁するバルセロナを相手にプレスと速攻で8―2と大勝したように、ブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWエムバペの両スター選手を封じることを見据えた。

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2020年8月20日のニュース